【導入例】参考映像(写真動画) HOKUSAN365【映像】キャリア台車
<導入の経緯>
2016年12月に産業新聞に掲載有り名協会で話題にあがり、メーカーに出向き商品開発参加を提案、現場での試運転テスト実施データ提供・改善ニーズのアドバイザーとして以下を提案し実現。
*難燃仕様(難燃ウェア・スパッターカバー)
*8mホース
2017年4月に販売代理店第一号店・認定修理店第一号店締約締結(HOKUSANサービス)
<ミニチラー>非防水:雨天時使用禁止※少雨・霧雨での多少の濡れ(短時間)では大丈夫
もともと4mホースの仕様でのチラー開発であった為、8mホース使用の際は、定格のチラー周囲温度50度限度が5~10℃の限度低下がみられる。
★ポイント:十分な冷却が感じられない時にお試しください
①輻射熱の回避:高温物・熱風溜まりを避ける(距離・換気)/地面反射熱は高床式にし下部の通気・断熱材などで本体と分離※キャリア台車は有効
②直射日光の回避:笠などで本体及び周辺機材の温度上昇を抑制
<ホース>4m(標準)+4m(延長)
水温上昇(吸熱による冷却能力・効率の低下)の一番の原因となるのがホースである。
ホース内部は断熱材で保温しているものの取り回し性能確保(軽量化・柔軟性)の兼ね合いで現行が標準仕様であり、当該作業でも追加の断熱加工は取り回しに問題が出る為改造実施せず。
★ポイント:十分な冷却が感じられない時にお試しください
①輻射熱の回避:高温物を避ける(奥から切断しガス炎で熱せられた鉄板に触れない)
<キャリア台車>路面状況良ければ非常に良好(可動性・地面との非接地換気性)
当該現場では横長敷鉄板で可動エリア化輪止めで囲い、左右作業範囲の拡張を実現
切断しながらホース手繰るだけで軽快に走行。問題なく使用できている。
<ACアダプター>非防水※特にAC電源コード挿し口が濡れていると通電時にアダプタ壊れます
★ポイント:防水ACアダプターが別売りであるが採用はせず、挿し口をビニールで養生し使用中
また、標準ではAC電源コードは漏電保護仕様であるが3芯ではなく、構内規定により自社で3芯に改造して使用。
【試験例Ⅰ】ロングアーム架台(改造有り)によるホース取り回し行為頻度低減・引っ掛かり事象ほぐし作業行程頻度低減改善
⇒参考映像(写真動画) HOKUSAN365【映像】アーム架台
<テストの経緯>
当該職場ではガスホースとクーレックスホースの2本を帯同するので作業中移動の都度、ホースを振って動かさなければならなく、切断材料に引っ掛かった際は火を止め、掛かりを解くなど付随作業が発生してしまう。
これの解決(緩和)にいずれかもしくは両方のホースを吊ることで非接地とし、上記現象の低減を模索・検証した。
<アーム架台>標準仕様:4mホース仕様⇒8mホース仕様を特注(ロングアーム架台)
更に改造:①ガスホースも同時に吊れる様、天秤重り側の重り(写真黒く丸い)増量と重りアタッチメントを改造
加工:②アーム部をグラスウール材と遮熱アルミテープで外装保護加工
★結果:ホースの取り回しは改善したが、キャリア台車に比べて左右可動域が狭く一度の重機段取り量減、回数増しで許容の効率・生産(切断)追い付かずに採用は見送り、キャリア台車を採用となる。
【試験例Ⅱ】Proチラーとミニチラー能力比較(WBGT値32環境下での循環水温度・流量比較)
⇒参考映像(写真動画) 準備中
<テストの経緯>従来型ミニチラーでは超酷暑下(気温・風の有無/チラー置場の熱滞留など諸条件重なると)で冷却能力が追い付かずに十分に水冷されない事象が稀にあり、当該事象が出た瞬間よりCOOLEX使用によるWBGT値マイナス補正が無効となるため、作業の中止判断が遅れた場合、熱中症リスクが想定を大きく外れ、被災の危険がある為。
COOLEX-Proチラーは、『10mホース』での定格能力が周囲温度が55℃で、10℃の冷水排出が可能であることから、当該職場の使用環境においては上記事象発生を完全排除できると考え、証明検証実施に至る。
機種 | チラー内タンク | 送りホース(ウェア付近) | 戻りホース(ウェア付近) | 流量 | ※許容周囲温度 |
---|---|---|---|---|---|
資料)モバイルチラー1mホース (定格値) | 7℃ | (10℃) | (11℃) | ーー | 50℃ |
資料)ミニチラー4mホース (定格値) | 6℃ | (10℃) | (11℃) | ーー | 50℃ |
①ミニチラー8mホース 実際値 | 17.4℃ | 21.6℃ | 22.3℃ | 1005cc/min | ~45℃ |
②プロチラー10mホース 実際値 | 5.8℃ | 10.7℃ | 11.5℃ | 1380cc/min | 55℃ |
①②差 | ー11.6℃ | ー10.9℃ | ー10.8℃ | +375cc/min | +~15℃ |
改善率 | 33% | 49% | 51% | 137% | ~137% |
※許容周囲温度はメーカー値であり実際の使用の中で経験的にも正確である。※ホース内計測時はウェア外しウェア接続部近くより流水取り込み
<結果まとめ>
Proチラーは当該試験の環境で十分な能力の余力があることが認められ、最も吸熱してしまう10mと長いホースでも、現行ミニチラー8mホースより30%~50%の冷却効果向上が見られたことで、当該職場最大の暑熱下でも冷却能力が不足するとは考えにくい。プロチラーへの移行(使用)を推奨する。
【試験例Ⅲ】特殊Pro用アーム架台(特注)によるホース取り回し行為頻度低減改善(10mホースによる作業範囲拡大改善)
⇒参考映像(写真動画) HOKUSAN365【映像】特殊アーム架台
<テストの経緯>従来型アーム架台及びロングアーム架台(自家改造)で叶わなかったが新チラー(Pro)が10mホースとなったため作業範囲の問題が解決され実施。
当該職場ではガスホースとクーレックスホースの2本を帯同するので作業中移動の都度、ホースを振って動かさなければならなく、切断材料に引っ掛かった際は火を止め、掛かりを解くなど付随作業が発生してしまう。これの解決(緩和)にいずれかもしくは両方のホースを吊ることで非接地とし、上記現象の低減を模索・検証した。
<特殊アーム架台>ロング仕様:8mホース⇒10m仕様/特殊仕様:ガスホースも併せて吊り可能な強度
アームの吊り角度(錘天秤の位置)調整によりアーム寝かせ時の持ち上げ引っ張り応力を調整:完全にホースが浮く設定とせず、中間点で接地するが作業者は以前よりとても楽で取り扱いやすいと良評判。
※完全に浮かすと末端のシャープ切断器に引き応力がかかり『手ぶれ』する為、最小限接地するように設定。
<防水防塵IP55チラーの常設>
以前の非防水チラー(ミニチラー)では始業時、降雨時に倉庫まで手運搬していた作業が不要となり、酷暑下であるので大きな負荷軽減になった。(始業時のチラーやホースの段取りで汗だくになっていた)
★Proチラー2又ホース2名使用時と基本モデル能力比較(WBGT値32環境下での循環水温度・流量比較)
⇒参考映像(写真動画) 準備中
<テストの経緯>”流水量・距離”が定格より伸びるオプション使用時の冷却能力を把握の為。
機種 | チラー内タンク | 送りホース(ウェア付近) | 戻りホース(ウェア付近) | 流量 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
資料)モバイルチラー1mホース (定格値) | 7℃ | (10℃) | (11℃) | ーー | 定格どおり |
資料)ミニチラー4mホース (定格値) | 6℃ | (10℃) | (11℃) | ーー | 定格どおり |
①ミニチラー8mホース 実際値※現行普及モデル | 17.4℃ | 21.6℃ | 22.3℃ | 1005cc/min | 延長オプション |
②プロチラー10mホース 実際値※推奨モデル | 5.8℃ | 10.7℃ | 11.5℃ | 1380cc/min | 定格※比較基準 |
③プロチラー6mホース2本で2名 実際値 | 7.9℃ | 12.0℃ | 12.7℃ | 765cc/min | 2股オプション |
(④プロチラー6mホース2本内1名 実際値 | 5.9℃ | 10.1℃ | 10.6℃ | 1305cc/min | ) |
②③差 | +2.1℃ | +1.3℃ | +1.2℃ | -615cc/min | 許容 |
(②④差 | +0.1℃ | ー0.6℃ | ー0.9℃ | -75cc/min | 定格誤差) |
※①最も普及しているモデル(ミニチラー+8mホース) ※②ポータブル式で最大能力モデル(10mホース標準・チラー防水防塵標準)
<結果まとめ>
2又オプションでも十分な冷却能力が確認できた。流量が約半減(2分割)される影響を検証が必要。
★トルクリールを利用したホース取り回し改善案
★ポータブル電源を利用した電源確保案/Movランドセル紹介(約5Kg)
★専用モバイルバッテリーを利用したMov冷却シート登載車いす紹介(試作機)
水循環冷却シートをイスに取付け
モバイルチラーに専用バッテリーをセット
充電満タンで約3.5時間稼働
定格通り7℃の冷水が循環(水温調整可能)